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| いちご【Strawberry】 いちごは果物ではなく野菜だって知ってましたか? バラ科の多年草で、4〜5月に白く小さな花を開花。ミツバチの受粉で6月頃実がなります。ここで紹介した以外だと、荒井由実・作詞作曲の『「いちご白書」をもう一度』という有名なのもありますね。松田聖子には松本隆・作詞で大瀧詠一・作曲の『いちご畑でつかまえて』ってのもあるんですが、これ「ライ麦畑でつかまえて」と「ストロベリー・フィールズ・フォー・エヴァー」が地味にミックスされてます? バンド名で有名なのは水玉模様のハデハデルックで彗星のようにあらわれ彗星のように消えた80年代のUKガールズポップデュオ「Strawberry Switchblade」でしょう。久々にレコード見てみたら、今のヤング女子たちの服装にド・ストライク! 草間弥生先生は六本木でクサマトリックス!って感じでした。 |
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--------------------------------------- (JASRAC 出0311814-301) |
ヘイ、ボンクラども! 五月病でヤル気うしなってますか〜〜? 何見ても聴いてもうっすら透明の幕かかってるみたいで、前は興味あったこともなんだか全部興味ナッシング! クラブ?…誰がいくか! ライブ?…勝手に行ってろ! 人と会うのもめんどくせえし、メールの返事かくのもダルイし、むしろ電話なんかかかってきた日にゃ「なに、電話なんかしてんきてんだよ!」と逆ギレ!(なんでだよ!) 心なしか喉越しのよい流動食系のものしか食う気しない…つか、ほとんど食う気しない!……スト〜〜〜〜〜〜〜〜ップ! それ鬱病だから! ハッキリと鬱! 病院行ってレキソタンとかトレドミン(抗鬱薬)もらってくるべし!
ヘイ、ボンクラども! あまりに現実が絶望的すぎてヤル気うしなってますか〜〜? もしあるならここじゃない別の世界(外国という意味じゃなく)へ行きたい! こんな世界にはなんの未練もないない! さっさとこの世とおさらばしたい! 早く違う宇宙に旅立ちたい!………スト〜〜〜〜〜〜ップ! それ自殺だから! 鬱の末期症状だから! みんな、普通に悲しむから!
さて、この時期じゃなくても、鬱気味の人は多いでしょう。つか、この雑誌の、こんなちっさな、しかも歌詞の中の花とかいってるわけのわからんコーナー読んでるくらいだと、かなりその傾向あるタイプなんじゃないですか? 大丈夫ですか? 心配です。
しかし心配ばかりもしていられませんので、ここでとっておきの鬱対策を教えましょう。私が発明した今世紀最大の鬱対策……それは…それは……ジャ〜〜ン!「いちごを食べることだった〜〜〜!」(新劇系の腹から出てるっぽい発声法で)
ところで<いちご>が出てくる歌詞でいうと、世界で一番有名なのはビートルズの『ストロベリー・フィールズ・フォー・エヴァー』ですよな。<一緒に行かないか? あのストロベリー・フィールズに すべては幻 とらわれるものさえ何もない ストロベリー・フィールズよ永遠に>と、歌詞は孤独を前提としていながらも、絶望ではない世界を探している「鬱病を見事乗り越えた」感全開。人間は誰しも孤独ということは分かったけれど、それは絶望ではないのだと。<目を閉じれば 人生なんて楽なのもの 目に映ったものは 自分なりに受け止めればいい>…目を閉じるといっても永遠に閉じる(死んでしまう)のではないですよ! 生きていても目を閉じれば、誰だって別の世界が見れるのです。目を開けた世界だけで生きているような錯覚にとらわれがちですが、我々は目を閉じればいくつもの世界を作り出すことができる。それが想像力ってやつじゃないんですか? それが芸術、さらにはクリエイションってやつなんじゃないですか? 世界に溢れる音楽、美術、文学……そういうものは、すべて我々が目を閉じたときに広がった世界のことじゃないでしょうか。そういうものが孤独な我々を助けて救ってくれるのではないでしょうか。だから尊いんじゃないでしょうか。
そうこうしておりましたら、日本が誇るトップアイドル・松田聖子御大の曲にも<いちご>を発見いたしました! しかも、この歌詞! ある種、レイブ・パーティカルチャー! 見方を変えればかなりのセカンド・サマー・オブ・ラブ! 大丈夫かよ! やめろとは言わないけど量はもう少し減らすべき!(麻薬の) いや、失礼しました。そうそう、薬の力をかりなくても人間は目を閉じればいちごの世界、いちごの時間を作れるのでした! 目を閉じることは逃避ではなく想像であり創造です。人に言わせれば架空の世界であっても、あなたが目を閉じて想像した瞬間にそれはたしかに存在できるじゃないですか!
目を閉じてもどうしてもその世界が現れてくれないときは、いちごを食べましょう。チャツヤに色づいて、モリモリとした生命感を漂わせながらも、表面に愉快な胡麻のついたいちごという存在。甘酸っぱい汁が口中に広がったら、目を閉じるのです。おいしい……いちご、おいしい。そう感じられたとき、あなたはいちごの国へ飛び、いちごの時間をすごしているに他なりません。大丈夫、みんないるから。草冠に母とかいて苺だから。
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vol.11
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いちご(04.5.17発売「BARFOUT!」掲載)
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