刺さるような寒空の下、何時間も待ってようやく現れたオーロラが黒かったら気持ち悪いだろうな、グランドピアノにも錯視可だし。あと蟹がハサミを持ってたら本人気付いてないだろうけど、それダブルブッキングかもな。ダブルミーニングでもいいんだけど。…そんなことを考えながら、普段は雑誌便利屋業を営んだり、『GbM』というオンラインのTシャツ屋で“代表”をしたりしております。ちなみに“新生ジーコ・ジャパン”に倣って、少し前から“コグ・ジャパン”と名乗るようにもなりました。どーしても代表入りしたかったのです。なけなしのお金で、自分でユニフォームも作りました。そんなわけですので、日本代表でもあります。このまま一気にトップで箱根を目指すつもりですので、以後、横から自転車で飲み物等をカッコよく投げてください。見てないのにしっかりキャッチしたり、失敗して次の給水所までお口がサハラの夕日になったりしていくつもりです。しゃべりすぎで。おしゃべりが高じて…。頼まれてもいないのに…。
そうなんです。ついついしゃべりすぎてしまいますよね。この間も友人と喫茶店で5時間くらいしゃべっていました。主な議題は“今年の紅白は紅が優勢か白が優勢か”。
「アッコ〜、今年の優勝は白がいただきよ〜」
「おやおや、そんなに熱くなっちゃって、顔が“真っ赤”ですね、北島さん!」
「そんなこと言うトモちゃんの言葉、“白々しい”なあ!」
21世紀にあって、なおこの口喧嘩。なんと素晴らしいことでしょう。勝負を気にしている人はNHKホールにも全国のお茶の間にも衛星で見ているブラジルにも、そして出演者たちにもいないはずなのに…。こんな口喧嘩を見せられたら、勝負を気にするな、という方が無理です。は? 私、なにか間違ったこと言いました?…と、延々これです。相手をする友人たちも、ついついしゃべりすぎてしまう者が多く、達者なことに喫茶店で一万円近くの金を出した強者までおります。トークとコーヒーしかしてないのに1万円。いったい何をそんなにしゃべりたいのでしょうか。ゆゆしき!! ああ、言えた。今、実は“ゆゆしき”って言葉が言いたかっただけなんです。キャハ!作戦成功!グッジョブ!俺!(見えない読者に向って笑顔のハイタッチ!)
やっとお分かりいただけたかと思いますが、ここでは私や私の友人たちの間で“言いたいだけ”で流通しているの日本語をご紹介していきたいと思っています。つまり、声に出して“言いたい”日本語です。そんなもの紹介されても、若い恋人ができたり、子供に恵まれたり、トイレから帰ってきたら急に机の上に10億円あったりすることはないでしょう。申し訳ありません。それだけが気がかりです。でも、紹介させてください。言わせてください。日本代表、って言いたいからユニフォームを作たし、コグ・ジャパンって名乗りたいから埼玉スタジアムに行った。ええ、そうですともよ。私の行動、いえもしかしたら人生全体は“言いたいだけの言葉”に支配され呪われている。きっと死ぬまで…。なんたる! キャハ!またしても作戦成功!今“なんたる!”って言いたかっただけなんです、てへ! なんか問題あっか! あっほ! 死ぬまで休日なのに仕事してろ! それではみなさんメリークリスマス!

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vol.1
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すべては言いたいだけの出来レース(03.2.6発売3月号)
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